いだきとの出会い
幼い頃から、悲しそうな子どもや世界で飢餓に瀕している子どもたちの事が気になり、心に掛かっていました。
大学を卒業して、幼稚園に勤め子どもたちを心底かわいいと感じ、みんな違う一人一人の成長をと一生懸命でしたが、ぶつかったのは「生まれつき」の事。どんなに優れた教育をしても、結局子どもたちの生まれつきの事が邪魔をし、変わりようがない事に苦しみ落胆しました。「三つ子の魂百までも」とはよく言ったものです。
その問題を越えられず、また営利中心の園のやり方もやりきれず心身壊しどん底になった時、大学時代の同級生がある方のコンサートに誘ってくれました。
それがいだきしん先生(本名 斎藤忠光先生)のピアノの即興演奏のコンサートでした。
そして、主催の高麗恵子さんのお話を伺った時、衝撃を受けました。
いだきしん先生は生命現象としての人間とは何かを見出され、いだき講座とコンサートで公開されておられる事、生まれつきの体質や気質、性格、運命となっている状態を解決されるとのお話に狂喜しました。自分の求めていた事に出会えたのです。
講座コンサートの経験
早速まず自らいだき講座を受講しようと申し込みしてから 6ヶ月後、ようやく順番が来ました。
受講をして、自分の予想もできない変化に驚きました。
地を這いずるような心身の重さ疲労感がなくなり、人間の体はこんなにも軽いのかと感動、目に見える花や木がベールを取ったように鮮明に美し見える感激、そして、悪しき性格や生き方のくせが気がつくと無くなっている事は奇跡と感じました。
生まれつきのものがある事で、どれだけ自分の生命、心身を傷つけ、本来の自分の力を疎外していたかを実感しました。
いだき講座で全部丸ごと受容され、生まれて初めて愛を経験し、生まれ変わったように新しい人生始まりました。それから30年、変化の連続で、まだ変われるのかと人間の奥深さを感じる日々、生きる事が喜びの毎日に感謝しています。
導かれるように教員へ
生まれつき邪魔しているものがなくなると、運が良くなり、生きる道が開かれる、その始まりは、導かれるように小学校の教員になった事です。幼稚園での絶望感から、子どもたちに関わる事は一切やめようと思っていたので躊躇もありましたが、実際子どもたちの中に入った時、いだき講座受講後はあまりの違いに驚きました。
内的環境が外的環境となっているとは、本当にその通り。自分の生命の状態変わり内面変わった為、子どもたちとの関係が見事に変わったのです。子どもたちが自分の裡(うち)にいるように境なく、子どもたちの事がよくわかるようになりました。生命と生命が交流すると、それだけで子どもたちは、自分をそのまま表現し成果を上げていく事の連続で、子どもたちが変化成長する奇跡的な場面を数えきれない程経験させていただきました。
また、子どもたちのいる教室がきれいで光に満ちていると、それだけで、子どもたちは自分の資質を発揮し、能力を伸ばしていくのです。
教室には、いだきしんサウンドをかけ、いだきしん先生の写真パネル、高麗恵子さんの心模様タペストリーで、美しい空間をつくっていました。内面の美しさ豊かさが引き出される空間です。教室に入ってきた校長先生が、水を打ったような静けさの中で子どもたちが集中してそれぞれのことをやっているのに驚き「何をやったんだ。1年生なのに全校で一番落ち着いている」と目を丸くしていました。
いだきについては、以下をご参照ください。外部サイトにリンクします。